たまごのコナンブログ

当ブログは主に「名探偵コナン」のあれこれを語ります。

羽田事件について

f:id:tamagoatconan:20210309152204j:plain

17年前に棋士の羽田浩司が何者かに殺害されました。同日、同ホテルの別の部屋からは浩司のファンだったアマンダ・ヒューズという資産家の遺体が発見されました。

これらの事件を総称して「羽田事件」と呼んでいます。今回はこの「羽田事件」について深掘りしていきたいと思います。

羽田事件の概要

17年前にアメリカで起きた事件

17年前、棋士だった羽田浩司は、趣味にしていたチェスの大会に出るために渡米しました。

ところが大会前日の夜、宿泊先のホテルで遺体となって発見されました。部屋中が荒されており、割れた食器の破片が散乱し、洗面所の水道が開きっぱなしになっていました。

浩司自身にも抵抗した際の防御創と思われる傷が多数ありましたが、致命傷になるような傷はなく、遺体から毒物反応も出なかったため死因は不明です。

殺害される前に彼のファンで資産家のアマンダ・ヒューズと会っていたらしく、部屋のあちこちにアマンダの指紋が残されていました。

そのアマンダも同じホテルの別の部屋で遺体が発見されています。浩司と同じく死因は不明ですが防御創などもなく、部屋も荒らされておらず、指紋なども残っていませんでした。

アマンダには浅香というボディガードがいましたが、事件後に行方をくらませており、現地の警察は浅香を最重要容疑者としてその行方を追っていて、17年経った今も未解決のままです。

ダイイングメッセージが残されていた

浩司の部屋にはダイイングメッセージが残されていました。

当時とあるメーカーが自社のマスカラに「PUT ON MASCARA(マスカラをつけよう)」と印字された手鏡をつけて販売しており、その手鏡をケモメカニカル効果を利用して特定の文字だけ切り取って作られています。

現場に残されていた破片の文字は「PTON」ですが、重要なのは残された文字ではなく、なくなっていた「U MASCARA」の方です。

組織が絡んでいる?

哀ちゃんによれば、APTX4869の被験者リストの「工藤新一」のふたつ下に「羽田浩司」の名前があったことから、浩司を殺害したのは組織の人間だと推測されています。

ただ、荒らされていた浩司の部屋はとても「痕跡を残さない組織の犯行」とは思えず、反対に指紋まできれいに拭き取られた部屋で見つかったアマンダの名前は被験者リストにはありませんでした。

また、ダイイングメッセージの「U MASCARA」を並べ替えると「ASACA RUM」や「CARASUMA」となることからも組織との関連が伺えます。

ただ、このふたつの言葉どちらもダイイングメッセージと捉えていいのか、それとも後から分かった「CARASUMA」が正しくて「ASACA RUM」は無関係と考えるべきなのか、はっきりしていません。

さらに、ジンがこの事件について「ラムの抜かった仕事」と表現しており、少なくともラムが関わっていることが確かになりました。

赤井家との関わり

浩司の父親・康晴と赤井務武が友人であったことから、康晴の依頼で務武が事件を調べることになりましたが、直後に「とんでもない奴らを敵に回してしまった」と言って家族を日本に避難させました。

務武の長男・秀一はこの事件を「俺をFBIに駆り立てた」と評し、次男の秀𠮷は羽田家の養子になりました。

何が行われていたのか

羽田事件について、未だ未解決でなぜ浩司やアマンダが殺害されたのか、そのとき何が起こったのかはまだ明かされていません。

そこで、私なりに推理してみました。

浩司とアマンダの部屋は入れ替えられている

浩司の部屋にはドアノブからティーカップまで、ありとあらゆるところにアマンダの指紋が残っていましたが、アマンダの部屋には誰の指紋も残っていませんでした。

ここから思ったのは、羽田事件の記事をネットにアップしている人物は「浩司の部屋のアマンダの指紋」に触れることで、部屋の入れ替えに気付いてほしいのでは、ということです。

普通に事件の記事を書くのであれば、概要として「指紋があったこと」は書いても、それが誰の指紋かまで書く必要はないでしょう。なのに「アマンダの指紋」と書くということは、「その部屋は本当はアマンダの部屋だ」と言っているように感じます。

ダイイングメッセージを残したのは浅香

ダイイングメッセージに使われた手鏡はマスカラに附属された女性ものです。いくら身だしなみを気にして鏡を持ち歩いていた可能性があるとしても、男性の浩司が女性ものでマスカラに付属していた手鏡を使うのは不自然に思います。

アマンダも女性ですから、手鏡くらい持っていても不思議ではありませんが、やはりマスカラの付属品というところが引っ掛かります。アマンダは80歳オーバー、軽いメイクはするでしょうがマスカラまで使うでしょうか?画像を見る限りマスカラを使っているようには見えません。

そこで、手鏡の持ち主として考えられるのは、アマンダのボディガードだった浅香です。霊魂探偵の事件で「浅香は女ではないか」という情報もありましたし、ボディガードをしていたということはそれなりに若さがあったということです。若い女性ならメイクでマスカラを使うことに不自然さは感じません。

犯人がアマンダの遺体を運び出して部屋の入れ替えをしている間に、浅香がダイイングメッセージを残し、その存在を警察に知らせるために浩司が残したように偽装したのではないかと思います。

羽田事件は謎だらけ

ここまでいろいろと書いてきましたが、推測ばかりで証拠はありません。つまりはわからないことだらけです。

せめて浅香が誰なのかが分かればもう少し推理しやすくなるかと思います。ということで、次回は浅香についいて書いていきたいと思っています。