浅香とは、『名探偵コナン』において17年前にアメリカで殺害されたアマンダ・ヒューズという資産家のボディガードをしていた人物です。事件以来姿をくらませており、同じ日に同じホテルで日本の将棋棋士が殺害された事件と合わせて、最重要容疑者として警察が行方を追っています。
今回はその浅香について考えていきたいと思います！
浅香とは
人物像
「浅香」という呼び名以外すべてが謎に包まれている。
「浅香」が苗字なのか名前なのかもわかっていない。
アマンダの親族からは
家族や関係者の誰も、アマンダが浅香を雇い入れた経緯を知らない。
霊魂探偵・堀田の証言
浅香が「手鏡」を持っているところを見た人がいた。
浅香は「女」である。
沖矢さん（赤井さん）の証言
絶えず周囲を警戒し危険な相手なら瞬時に制圧する能力に長けている。
現在は「浅香」とは名乗っていないと思われる。
世良真純の周りにいる可能性。
浅香の正体は
若狭説
多くの人に考えられているのはこちらの説ではないでしょうか？
若狭留美とは、主人公のコナンくんが通う帝丹小学校に最近赴任してきた教師です。
- 羽田事件に何らかの形でかかわっている
- 体術に長けている
- 身体に無数の傷
これらの理由から、彼女が浅香ではないかとする説があります。
メアリー説
メアリーさんは、赤井さん、羽田名人、世良ちゃんの母親で、イギリスの秘密情報部MI6の諜報員です。
彼女もまた、的確に急所を狙い一発で気絶させられるだけの技術と、高い身体能力から浅香ではないかと考えられます。
羽田事件の概要と合わせて考えると
「17年前」である
羽田事件が起きたのは17年前です。浅香がボディガードをしていたのも当然17年前ということになります。
17年前、若狭先生とメアリーさんがどういう状況にあったか確認してみましょう。
若狭先生は
- 明かされている年齢が正しいなら当時は20歳
- 現在教師をしていることから考えると当時は大学生
- 大学によっては教育実習をしている時期
大学に通いながらボディガード、できなくはないでしょうが難しいのでは？仮にこの状況の若狭先生をボディガードに雇うなら、「家族や関係者の誰も雇い入れた経緯を知らない」というのはあり得ないと思います。
日本人で大学生の女の子を雇うなら、誰かに少なからず理由を話しておかないと、疑問・不信に思う人も出てくるはずです。
メアリーさんは
- 当時36歳
- 世良ちゃん妊娠中
- イギリス在住だったが事件後来日している
妊娠中だったならボディガードはできないと思う人も多いと思います。ですが、「妊娠したので今日からボディガードやめます」は普通通じません。後任が見つかるまで、あるいはお互いに決めた「この日までは続ける」という期限までは続けるのが普通です。
事件が起きた日はまだその期限内だった、あるいはボディガードとして最後の帯同の日だったかもしれません。
また、メアリーさんはMI6の諜報員です。おいそれと素性を明かせる仕事ではないので、「家族や関係者の誰も雇い入れの経緯を知らない」ことに納得できます。アマンダはFBIやCIAに顔の利く人物だったことから、MI6とも関わりがあったとしても、ちっとも不自然ではありません。
赤井務武が関わっている
将棋棋士の羽田浩司が殺害された事件に関しては、浩司の父親で務武さんの友人でもある羽田康晴氏から依頼されたこともあって調査していました。
調査開始後、「この先私はいないものと思え」「とんでもない奴らを敵に回してしまった」とのメールをメアリーさんに送って以降、消息不明になっています。
メアリー説が濃厚
ここまで、若狭先生とメアリーさんそれぞれの状況を見ながら「浅香」である可能性を考えてきました。
こうしてみると、若狭先生を浅香と考えるのは少し難しいですよね。（年齢を偽っていないことが前提ですが）
赤井さんが浅香について何かしら知っているという点でも、若狭先生のことだとしたら「なぜ彼女が浅香だと知っているのか？」「なぜ世良ちゃんの周りにいると思ったのか？」という疑問が残ります。
しかし、メアリーさんが浅香だと考えると納得できることは多いです。
アマンダの遺体は、浩司の遺体とは違って抵抗の痕すらありませんでした。浅香が妊娠中だったからこそ、あえて抵抗をせずアマンダ自身が前に出て浅香とお腹の子を守ろうとしてくれた、と考えられます。
赤井さんの件も、母親の所在を確認したかったのだと納得できます。
務武さんが事件を調査することになったのも、康晴氏に依頼されただけでなく、妻であるメアリーさんにかかっている疑いを晴らすためでもあると考えられます。
以上のことから、私はメアリーさんが浅香である可能性が高いと考えています。
