たまごのコナンブログ

当ブログは主に「名探偵コナン」のあれこれを語ります。

未回収の伏線まとめ 組織編

名探偵コナン』には未回収の伏線が多く、それがいったい何を意味しているのかさまざまな考察がされています。そんな伏線の中から今回は組織に関するものをピックアップして、私の考察とともにご紹介します。

半世紀前から進めている極秘プロジェクト

半世紀前と言えば…

組織のボスである烏丸蓮耶は、世間的には半世紀前に99歳で謎の死を遂げたとされています。しかしながら実際には現在まで生きながらえており、時折組織の幹部たちと連絡を取っている模様。そのため、組織の極秘プロジェクトは烏丸自身または彼のまわりに関する何かである可能性が高いです。

そのためにプログラマーに何らかのソフトを発注したり、薬の研究を行っているわけですが、その目的は不老不死や若返りといったものではありません。ちなみに、1話で行っていた取引はプロジェクトのための資金調達、それを目撃した新一くんを殺そうとしたのはプロジェクト遂行の妨げになると判断したためで、ゆすりや殺人も本来の目的ではありません。

新一(コナン)が深く関わっている

組織の薬で殺されかけた新一くんですが、哀ちゃんによれば彼はもう組織の極秘プロジェクトに関わってしまっているとのこと。その関わりが「組織の存在を知ったこと」なのか「組織の薬を飲んだこと」なのか、はたまた「幼児化したこと」なのか…。不老不死や若返りが目的ではないのにそれに近い状態の新一くんが深く関わっているプロジェクトとは?

三國島の名簿

人魚伝説の島

三國島には人魚伝説があり、人魚の肉を食べて不老になったとされる命さまという老婆がいました。また、島では年に一度長寿のご利益がある破魔の矢が当たるお祭りがあります。この矢を巡る殺人事件が起きてしまうわけですが、事件についてはここでは割愛します。

祭りの名簿には

事件解決の糸口をつかむため矢を授かった人の名簿を確認するシーンにて、確認できる名前の中に政治家や社長に紛れて「宮野志保・黒澤陣・魚塚三郎」とありました。シェリーがジンとウォッカとともに島に訪れていることから、彼女の研究と「人魚伝説による不老長寿」に何らかの関わりがあることがうかがえます。

また、「大黒連太郎」という名前もあり、以前組織が取引に使っていたバーが入っていたビルが彼の所有する大黒ビルだったことから大黒連太郎=烏丸の偽名ではないかという考察もあります。ただ、先ほども言った通り組織の目的は不老や若返りなどではないことから、組織の人間が不老を感じさせる祭りに顔を出す理由を図りかねています。

組織の目的とは関係なく、烏丸個人が長生きできるようにプライベートで願掛けに来ていたとか?死んだはずの烏丸が偽名を使ってまで島に行く理由は何となく想像つきますが、シェリーたちが訪れる理由とは結び付きません。名簿は別々だったので、それぞれ別の理由で訪れたということですかね。

APTX4869をはじめとした薬の研究

薬の種類

組織では複数の薬の研究をしているようですが、何のために研究しているのかはいまだわかっていません。組織の薬と言えばAPTX4869ですが、哀ちゃんによればこれは両親の資料をもとに復元させたもので自分は別の薬を作っていたとのこと。組織は少なくとも2種類の薬を作ろうとしているようですが、いずれも期待されている効能は不明のまま。

APTX4869への思い

薬の研究に際して、組織内でも人によって感じ方が全然違うようです。多くの研究者は素晴らしい研究だと評価し完成を心待ちにしていますが、宮野夫妻にとっては恐ろしいが代物。さらにベルモットにとっては愚かな研究だそう。愚かというからにはベルモットにはマイナスしかなかったのでしょう。

それにしても、素晴らしいと恐ろしいという相反する感想が出る薬とは一体何でしょうか?さらに、宮野夫妻は恐ろしい薬と言いながらも何らかの希望を込めて「シルバーブレット」と呼んでいました。また、薬の完成も望んでいたようで、そのためには明美・志保姉妹とお別れしなければならないと語っています。

志保さんは当時生まれたばかり。なのに娘と別れてまで完成させることのほうが大事な薬とは?志保さんが成長するのを待たずに完成させようとしている点についても、何か薬の完成を急ぐ理由が夫妻にあったのか?この辺が明らかになるのは、物語が終盤に差し掛かったころになりそうです。

まだまだある未回収の伏線

今回は、未回収の伏線のうち組織に関するものを3つご紹介しました。今回紹介したもののほかにも、未回収の伏線はまだまだたくさんあります。近いうちに他のものについても触れていこうと思っているので、気になる方は見ていってください。それでは、長々とお付き合いいただきましてありがとうございました。