たまごのコナンブログ

当ブログは主に「名探偵コナン」のあれこれを語ります。

赤井務武の国籍について

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赤井さんの父親で、17年前に消息を絶ってしまった務武さんの国籍について、私なりに思うところがあるのでいろいろと調べてみました。こじつけや都合よく捉えているだけだと思われるかもしれませんが、こんな考え方もあるよ程度に見ていただければと思います。

家族間での出来事

「日本は安全」だという確信がある

消息を絶つ直前、「とんでもない奴らを敵に回してしまった」と妻のメアリーにメールを送って家族を日本に避難させました。ということは、「少なくともイギリスにいるより日本の方が安全」だというある程度の確信があったものと思われます。何の確信もなしにそう断言できる人はいないでしょう。

「イギリスより日本の方が安全」だと言えるということは、単にルーツがあるからだけでなく、ある程度長期的に日本国内に住んでいてどんなところか分かっていることや、日本に信用のおける頼れる存在があることなど、務武さんから見て安全だと思える条件がそろっているということになります。

子供たちは「クウォーター」であることと名前の意味

務武さんの子供たちの名前は「秀一(しゅういち)」「秀𠮷(しゅうきち)」「真純(ますみ)」です。もちろん務武さんが一人で考えたわけではないでしょうし、メタ的な要素があるのもわかっています。しかし、「個人の名前」として字面を見たときに、きちんと意味を理解してつけられた名前だと感じました。「一番秀でる」「𠮷に秀でる」「純真」、一文字一文字の意味を正しく理解していて、普段から漢字に慣れている人が名付けたと言えるでしょう。

また、キャラクター紹介を見てみると、3人とも「日本人の父と日系イギリス人の母を持つクウォーター」との記載を多く見かけます。仮に務武さんがハーフだとしたら、子供たちはクウォーター(1/4)とは言えないかと思います。

秀𠮷の周辺

赤井家の重要な情報源といえるのが務武さんの次男の秀𠮷です。彼の婚姻届から務武さんの名前もわかりました。その婚姻届を改めて確認してみると、本籍地が東京になっています。彼は現在羽田家の養子なので羽田家の住所という可能性も考えられますが、羽田の屋敷がある「杯戸町」の住所ではありませんし、筆頭者は「羽田」ではありません。

もちろん秀𠮷の現住所であるシャトー米花マンションでもなさそうです。だからといって筆頭者の名前が「赤井」と読めるかというと、そうは見えないのですが・・・。でも羽田家の住所ではないということは、赤井家の住所である可能性は充分にあります。

また、秀𠮷は赤井家から羽田家へ養子に行きました。外国籍でも日本人の養子になることは可能ですが、日本人同士の場合より手続きや条件がややこしいようです。ハーフの子供は、未成年の内はどちらの国籍でも取得できるように二重国籍であることが多いようなので、秀𠮷も二重国籍だったのかもしれません。それで、養子になるにあたって日本国籍を選択し、養子縁組の手続きを踏んだとすればややこしい手続きは不要です。

その羽田家の康晴氏と務武さんは友人でした。康晴氏は日本生まれ日本育ち日本在住です。いつからの付き合いなのかは分かりませんが、純日本人の康晴氏と友人ということは、やはり務武さんに日本在住の期間があるということです。

所属している組織

MI6所属?

99巻にて、ベルモットが変装した姿での発言ではありますが、「MI6に復帰」というセリフがありました。このことから、少なくとも消息を絶つ直前はMI6に所属していたと言えそうです。

MI6の入局条件

そこでMI6の入局条件を調べてみたところ、国籍に関して以下のように記載されていました。

  • 本人がイギリス国籍であること
  • 両親のどちらかがイギリス国籍であること

本人の国籍は努力次第でいくらでも取得できるでしょう。しかし両親の国籍はどうでしょうか?理解があれば可能でしょうが、あまり現実的ではありません。となると元々務武さんの両親のどちらかはイギリス国籍で、務武さんはハーフということになります。

だとすると矛盾が生じませんか?先ほど「務武さんがハーフなら子供たちはクウォーターとは言えない」と説明しました。つまり務武さんはハーフではないと考えます。となると、MI6に所属することが難しくなります。

出向してきた可能性

他国籍のままMI6で勤務できるとすれば、可能性があるのはインターポールから出向してきた場合です。インターポールの職員は、各国の捜査機関からの出向という形(一部正規採用あり)で集められます。日本の場合、警察庁の職員が出向します。警察庁からインターポールに出向した人がさらにMI6に出向することもあり得なくはありません。

「インターポール」であれば各国の事件の捜査に関わることも可能なので(国際的な犯罪などの場合各国捜査機関の橋渡しを行っている)、務武さんがアメリカの事件である「羽田事件」を捜査できたことにも納得できます。

務武さんは日本国籍

以上のことから、務武さんは警察庁からインターポールに出向し、さらにMI6へ出向していたと考えられます。警察庁の職員ということは日本国籍ということになるので、務武さんは日本国籍である可能性が高いと言えます。

ちなみに、この仮説が正しいとすれば「黒田さん=務武さん」説も現実味が増します。例えば同僚とかで、黒田さん本人の遺志を継ぐ+務武さん自身が身を隠すためとかで10年間の入院期間を利用して成り代わった、と考えることもできます。

「そんなのこじつけだろ」と思ってもらってかまいません。あくまでも個人的な考えであって、正解だと言い切れるわけでもなければ、押し付けたいわけでもありません。