先週に引き続き未回収の伏線についてお話していきます。今回は謎多き美女・ベルモットに絡んだものについて!よかったら暇つぶしがてらお付き合いください。
あの方との関係
バーボンの証言より
割と初期のころからベルモットはボスのお気に入りと言われており、メールの文面からは親密な間柄のように感じられました。そんな折、バーボンより「まさかあなたがボスの…」とのコメント。この先はベルモットが彼に銃を突きつけたため、残念ながら聞けませんでした。
バーボンが亡くなるなどその身に何かあれば、この情報が組織にリークされる手はずになっているそうです。これを聞いたらみんな驚くと言われているベルモットとボスの関係。いったいどんなものなのでしょうか。
考えられるのは…
2人の関係性について考えられるのは、
- 娘
- 夫婦
- 愛人
- 母親
このくらいでしょうか。まずボスである烏丸は150歳近いご老体なので、ベルモットが彼の母親であることは除外していいでしょう。いくらベルモットが不老状態にあるとしても、170歳オーバーはさすがにないと思いたいです。娘・夫婦・愛人など、ボスと同僚が実はと言われればいずれも驚く要素はあると思います。
年を取らない理由
先ほども触れたように、ベルモットは不老状態にあることがうかがえる描写があります。それにはシェリー、ひいては宮野夫妻の研究が大きく関わっていることが分かっていますが、具体的に何がそうさせたのかはまだ明かされていません。おそらくはAPTX4869に準ずる薬品を摂取したことによるものだと推定できます。
宮野夫妻の研究を「愚か」と評するところからも、宮野家や研究自体を相当恨んでいることがうかがえます。どんな経緯で摂取することになったのかまでは分りませんが、薬の服用による作用であることは間違いないでしょう。その作用が本来期待されたものなのか、それとも予想していなかった副作用なのかはまだわかりません。
メアリーにAPTX4869を飲ませた理由
幼児化作用を知っているのに…
ベルモットはAPTX4869を服用した新一くんや志保さんが幼児化したことを知っています。とはいえ死亡例のほうが多いため、暗殺のために使用することはまあ分かります。ですが解せないのは、薬を飲ませた後きちんと遺体を確認せずに引き上げていること。殺すつもりかつ稀にほかの作用があることを知っているのなら、きちんと死亡を確認してしかるべきです。
製作者が違う
ベルモットのセリフから新一くん・志保さんが服用したものと、メアリーさんが服用したものとは製作者が違うことが分かります。メアリーさんが飲んだのはエレーナさんが作ったもの、新一くんと志保さんは志保さんがメアリーさんの資料をもとに復元させたものです。
製作者が違うことによって成分にも差異があり、エレーナさん作のほうはこれまで死亡例のみであったのなら遺体の確認を怠った理由は分ります。そうなると幼児化の作用が現れるのは薬の成分そのものによってではなく、被験者側に何らかの因子が存在することになるでしょう。
板倉に依頼したソフト
組織としては一度諦めている
組織は板倉卓というシステムエンジニアに何らかのプログラムソフトの制作を依頼していました。最初にテキーラが依頼したときは「人類のために開発を断念したソフト」だからと断られ、そのまま板倉氏への依頼をあきらめています。ほかの人に依頼することにしたのか、有名なプログラマーのリストに関する取引に発展しています。
声色を変えてまで個人で再度依頼している
ところがベルモットは、個人で再度板倉にソフトの開発を依頼。女優のシャロンとして面識があった彼にわざわざ声色を変えてまで依頼し、脅迫まがいのやり方で強引に開発を推し進めていました。ここまでするということはベルモットにとって重要なものであると言え、組織の薬に幼児化の作用があることを隠す理由にもつながるのでしょう。
板倉が聞いた猫の声
板倉とベルモットが電話でやり取りをしているとき、ベルモットのバックから猫の声が聞こえたとのこと。赤ちゃんの声が猫の声に聞こえたのでは?と考察する人は多いですが、猫の声が赤ちゃんに聞こえることはあっても逆はありません。別にベルモットが猫を飼っていようとおかしくはないですが、気になるのは猫の存在を隠そうとしたこと。
板倉によれば、猫の声が電話口に近づくと「女は焦って電話を切った」とのことです。単純に板倉とのやり取りよりも猫のことが気になるほど酷い状態で現れたのか、それとも猫の存在そのものを知られたくなかったのか、気になるところではあります。
想像しやすいようで難しい
こうして考えを文字に起こしてみると、謎になっている部分を想像しやすいようでいてなかなかに難しいことがわかりました。これってこういうことじゃない?と思って書いているのに、途中でん?ってなることが結構ありました。謎解きって難しいですね。